G7外相会合

対北朝鮮、圧力を維持「非核化達成まで」

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 【トロント高本耕太】カナダ・トロントで開かれていた主要7カ国(G7)外相会合は23日夜(日本時間24日朝)、「北朝鮮の核武装を決して認めない」として、6月上旬までに予定される南北・米朝首脳会談に向けた米韓両国の取り組みを「結束して支援する」との声明を採択、閉幕した。声明は、北朝鮮に非核化への具体的行動を取らせるため「最大限の圧力」を維持することも確認。米欧との対立を深めるロシアに関しては国際秩序に「有害」との文言で懸念を共有した。

 声明は、北朝鮮の核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)試射凍結などの発表を「完全な非核化に向けた第一歩」と評価。その一方、非核化達成までは「北朝鮮の制裁逃れ戦術に対抗する」として、石油など禁輸品を洋上の船舶間で移し替え、監視を逃れる「瀬取り行為」やサイバー犯罪への対応強化を確認した。

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