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JR福知山線脱線

13年 亡き兄に誓った救命の道 ICU看護師に

看護師として働く上田篤史さん=神戸市中央区で2018年4月19日、久保玲撮影

 JR福知山線脱線事故で兄昌毅(まさき)さん(当時18歳)を亡くした上田篤史さん(28)=神戸市中央区=は、救急患者らを受け入れる集中治療室(ICU)の看護師となり、7年目を迎えた。「あんな思いをする人を一人でもなくしたい」と選んだ道。命を救いきれず、泣き崩れる家族に「あの日」の自分が重なり、心が折れそうになる時もある。「大丈夫、篤史ならできる」。生前の兄の言葉に支えられ、命の重みに向き合う。

 13年前の4月25日、高校1年生だった上田さんは夕方まで事故の発生を知らなかった。部活が終わって携帯電話を見ると、母から何度も着信があった。折り返すと「兄ちゃんが大変」とだけ伝えられた。家へと急ぐ途中の電車内で乗客が読んでいた夕刊に目が留まった。マンションに車両がへばりついた異様な写真が大きく載っていた。「まさか」と思ったが、帰宅した途端、母は「あかんかった」と泣き崩れた。

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