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国宝・最古の涅槃図 県立芸大、3年かけ完成 和歌山・高野山霊宝館で公開 /愛知

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 愛知県立芸術大学(長久手市)が、和歌山県の高野山に伝わる国宝「絹本著色仏涅槃図(けんぽんちゃくしょくぶつねはんず)」(金剛峯寺蔵)の模写作品を約3年がかりで完成させた。高野山内の霊宝館に納められ、このほど奉納式が行われた。【松野和生】

 同涅槃図(縦横とも約2・7メートル)は、残された墨書銘から1086(応徳3)年の作。釈迦入滅の光景を題材として平安から鎌倉時代にかけて数多く描かれた涅槃図のうち現存する最古で、平安時代を代表する作品とされる。原図は劣化を避けるため、一般公開の機会が限られていた。

 愛知県立芸術大学は1967年以来、各地にある国宝級の仏画や壁画などの模写を手がけている。今回は技術に優れた日本画専攻の卒業生ら10人が、原図の描写技法の研究も兼ねて2014年6月から作業を始めた。完成後、約1年をかけて表装が施された。

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