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はしか

流行、沖縄厳戒「乳児や未接種妊婦、来県延期を」

はしかのワクチン接種を受ける人=東京都新宿区で

 大型連休中に多くの観光客が訪れる沖縄で、強い感染力のある麻疹(はしか)の流行が続いている。沖縄旅行帰りの人が受診した医療機関で感染が広がった例も愛知県で報告されており、沖縄県はリスクが高い0歳児やワクチン未接種の妊婦の来訪延期を勧めている。

 国立感染症研究所が24日発表した全国の今年の患者数(18日まで)は67人。うち46人が沖縄県での発生で、台湾からの旅行客を介してウイルスが入ってきたと考えられる。同県によると、23日現在で患者は70人に増えている。

 愛知県内では沖縄旅行から帰ってきた10代男性が11日にはしかと診断され、24日までに男性が受診した2医療機関での院内感染とみられる計4人の感染が報告された。うち1人は病院の職員、1人は1歳女児だった。

 空気感染するはしかは、くしゃみなどの飛沫(ひまつ)でうつるインフルエンザなどと比べ、感染力が非常に強い。空港や駅、イベント会場、医療機関など人の集まる場所で感染が一気に広がる恐れがあり、2016年には関西国際空港で多数の従業員や利用者が感染して各地で患者が見つかった。

 沖縄県は大型連休を控え、ウェブサイトに観光客向けQ&Aを掲載。ワクチン接種歴の確認と、回数が足りなければ接種してからの来訪を勧めた上で、1歳未満の子や2回のワクチン接種を受けていない妊婦については「流行が終息してからお越しいただいた方が安全です」と呼び掛けている。

 東京・新宿の「ナビタスクリニック新宿」では、沖縄での流行が報じられてからワクチン希望者が通常の5倍近い1日10人程度に増加。沖縄への旅行客や、妊娠中の妻への感染を心配した男性らが接種に訪れるという。久住英二医師は「感染を防ぐにはワクチンが最も有効。妊婦など社会的弱者を守るためにも、旅行者に限らず接種してほしい」と話す。【野田武、河内敏康】


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 ウイルスが原因で空気感染し、免疫を持たない人が感染すると90%以上が発症するとされる。感染から10~12日後に熱やせきが出て、その後発疹や高熱が生じる。重症化すると命の危険もあり、乳児の場合はごくまれに脳炎を数年後に発症することもある。予防には麻疹と風疹の混合(MR)ワクチンなどが有効で、乳幼児は公費で接種が受けられるが、未接種のままの大人もいる。

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