特集

18歳成人

成人年齢が18歳に引き下げられます。自らの生き方を選択できるようになる一方、大人としての責任も求められます。

特集一覧

18歳成人

「早く自覚持てる」「未熟」民法改正案に賛否

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

衆院で審議入り 現在は未成年の18、19歳どう考える

 現在20歳の成人年齢を18歳に引き下げる民法と関連する22の法改正案は24日、衆院本会議で審議入りした。成人年齢を20歳から18歳に引き下げる法改正について、現在は未成年の18、19歳はどう考えるのか。

 「18歳成人」に「賛成」としたのは、今春に大学生になった福岡市城南区の女性(18)。「18歳で成人とする国が多いので、日本は遅れているイメージがある。18歳にした方が、早い段階で成人になる準備ができる」。飲酒や喫煙が20歳で維持される方向であることについても「健康のことを考えれば現状のままでいい」と理解を示す。東京都練馬区の男子大学生(19)も「社会の一構成員である自覚を早く持てるし、本人だけでなく教育のあり方など社会全体の意識変化にもつながる」と評価する。

 逆に、神奈川県横須賀市の大学生、尾辻隼人さん(19)は反対の立場。「18歳で大人になるには未熟だったし、高校までの教育を変えていく必要がある」と語る。兵庫県西宮市の大学生、進藤壮大(そうだい)さん(18)も「成人式が大学入試の時期と近くなり、勉強も集中できなくなるのではないか。クレジットカードの契約も可能になるが、学生にお金のやりくりを委ねるのは早すぎる。成人と言いつつ飲酒ができない『大人』とい…

この記事は有料記事です。

残り902文字(全文1462文字)

【18歳成人】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集