衣笠さん死去

「野球の神様に感謝」最後まで身をささげ

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 球界の元祖「鉄人」が、71歳でこの世を去った。広島一筋でチームの中心選手として活躍し、不惑の40歳で迎えた1987年6月にルー・ゲーリッグが持つ大リーグの連続試合出場記録2130試合(当時)を抜き、頂点に立った衣笠祥雄さん。「私に野球を与えてくださいました神様に感謝します」と語り、この年の引退まで2215試合連続出場の金字塔を打ち立てた。引退後も解説者として球界に携わり続け、最後まで野球の発展に身をささげた生涯だった。

 誰にでも紳士的に振る舞う人柄は尊敬を集め、その影響は球界にとどまらなかった。79年8月1日の巨人戦。西本聖投手から左肩甲骨に死球を受け、骨折の重傷を負いながら翌日の試合に代打出場。江川卓投手の速球を全力スイングで3球三振し、「1球目はファンのために、2球目は自分のために、3球目は西本君のために」と、死球を当てた相手投手さえ思いやる優しさを持っていた。

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