- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

世界の長期金利が上昇している。24日の米債券市場は、米長期金利の指標となる10年物国債利回りが2014年1月以来、4年3カ月ぶりに3%台に乗せた。原油高などを背景に物価上昇が進むとの観測が強まったためだ。米国ではトランプ政権が大型減税で、米国債を増発するとの懸念もくすぶる。欧州各国でも4月に入ってから長期金利が上昇しており、実体経済への負の影響が懸念されている。
「2月も米長期金利が3%に迫って世界同時株安になった。今回も株安を起こす可能性がある」(窪田真之・楽天証券チーフストラテジスト)。24日の米債券市場が3・002%となったことを受け、米金利上昇が引き起こした今年の「2月ショック」の記憶が、市場関係者の警戒感を強めた。
この記事は有料記事です。
残り719文字(全文1036文字)