特集

気候変動

気候変動対策強化へ世界が動き始めました。日本も新たな目標を設定。地球を守るために何が必要でしょうか。

特集一覧

+2℃の世界

温暖化に「適応」する未来 世界の課題、地域で取り組みを 三村信男・茨城大学長に聞く

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 地球温暖化の適応策研究の第一人者、三村信男・茨城大学長に、今後の対策の進め方などについて聞いた。

 温暖化対策といえば「温室効果ガス削減」というイメージが強い。しかし、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書は1990年代から、削減だけでなく悪影響に備える「適応」の両方が必要だと警鐘を鳴らしてきた。それでも、当初は適応は途上国での対策と捉えられがちだったが、2000年代以降、先進国でも温暖化が関係しているとされる気象災害が増え、いまや世界的に適応が緊急の課題になっている。

 国際政治の動きも加速し、07年の主要国首脳会議では、温暖化対策を真剣に検討することで合意した。15年採択の国際ルール「パリ協定」には、適応に関する世界目標を作ることが盛り込まれた。欧米を中心に国レベルで適応の取り組みが広がっている。一方、日本は自然災害が多く、防災、農業など分野ごとには対応してきたものの、法制化の動きは遅かったと言わざるを得ない。今回成立見込みの気候変動適応法案で、国全体で取り組…

この記事は有料記事です。

残り258文字(全文703文字)

【気候変動】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集