尼崎脱線

安全な鉄道「道半ば」 3年ぶり追悼のつどい

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アーチ状の屋根に覆われた事故現場のマンション(奥)=兵庫県尼崎市で2018年4月25日午後7時10分、平川義之撮影
アーチ状の屋根に覆われた事故現場のマンション(奥)=兵庫県尼崎市で2018年4月25日午後7時10分、平川義之撮影

 兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客106人と運転士が死亡し、562人が負傷したJR福知山線脱線事故から25日で13年。昨年12月に新幹線の台車亀裂問題が起き、安全に対する信頼が揺らいだ。遺族らはこの日、JR西日本幹部らを交えた「追悼と安全のつどい」を3年ぶりに開催。鉄道の安全を問い直し、再発防止を誓った。

 新幹線「のぞみ」の台車に破断寸前の亀裂が入り、現場社員が異常を認識しながら運行を続けた問題は、新幹線初の重大インシデントに認定された。尼崎市内であった追悼慰霊式で、JR西の来島達夫社長が台車亀裂問題を謝罪し「事故を二度と発生させないことは責務で、変わらぬ決意」と表明。今夏をめどに事故現場に慰霊碑などが設置されるため、来年の式典は現地開催する考えも示した。

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