インバウンド

航空競争 大手、豪華新機体/富裕層狙い LCC、アジア拡充/中間層開拓

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日本発着の国際線でLCCが急上昇
日本発着の国際線でLCCが急上昇

 航空機で日本を訪れるアジア各国からのインバウンド旅客需要が拡大し、大手航空各社と格安航空会社(LCC)の顧客獲得競争が激化している。豪華な新機体で富裕層の取り込みを図る大手航空各社に対し、LCCはアジア路線を拡充し、中間層の開拓を進める戦略だ。【今村茜】

 「まるでホテルにいるような気分でお休みになれます」。高級感で知られるシンガポール航空の広報担当者は、自社のビジネスクラス席に自信を見せる。座席の背もたれを倒すと長さ約2メートルの平らなベッドに様変わりする。クッション性が高く、雑誌棚や鏡も備え付けられた豪華な空間だ。

 ビジネスクラスをはじめとする居住性の高さは同航空の強みで、エアライン満足度調査(エイビーロード・リサーチ・センター調べ)では2016年まで5年連続1位を獲得してきた。だが17年は競合する日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)などに抜かれ4位に転落しており、5月3日に米ボーイング社の最新機787-10型を関西国際空港路線に世界で初めて定期就航させ、巻き返しを狙う。同18日には成田路線、年内に中部…

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