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<ぐるっと兵庫・大阪・京都 学ぶ・育つ・挑む>
声なき変化に気付いて
新学期が始まって、子どもたちも新しい環境に慣れたころでしょうか。実は、新しい学校、新しいクラスで、5月の連休ごろにいじめのターゲットが決まっているということがよくあります。
誰もが、いじめの被害者、そして加害者になり得ます。子どもたちは、自分がいじめられやしないか、とても神経を張って生活しています。新しい生活が始まると、孤立することを避けようとして、まるで、椅子取りゲームのように、右往左往しながら自分が座れる椅子、すなわち居場所を探します。
いじめる子どもは、自分より強い子や人気のある子をターゲットにしません。反撃される恐れがあるからです。障害のある子、外国籍の子、転校してきた子……みんなとは異なる個性をもっている相手をターゲットにします。みんなと違うことがまるで悪いことのようにするのです。そして、いじめ仲間を誘いだします。過去にいじめられていた、といううわさを聞きつけただけで、ターゲットにすることもあります。いじめても反撃してこな…
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