南北首脳会談

韓国メディア「平和体制への一歩」

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 【ソウル渋江千春】27日に行われた南北首脳会談で「板門店(パンムンジョム)宣言」が発表されたことを受け、韓国メディアは「平和体制への最初の一歩」(聯合ニュース)などと報じた。

 韓国メディアは朝から、両首脳の初対面の瞬間や、その後並んで歩く様子などを逐一、生中継で伝えた。ソウル市庁舎前に設置された大型スクリーンで、生中継の映像に見入る市民の姿もあった。文在寅(ムンジェイン)大統領が板門店へ向かう道路沿いでは、今回の会談の韓国側の標語である「平和、新たな始まり」と書かれたタオルなどを掲げ、声援を送る市民の姿も見られた。

 ソウル市民からは、今回の首脳会談の結果を評価する声が上がった。翻訳家、朴勝艾(パクスンエ)さん(60)は今年中に終戦宣言することで合意したことを評価。「今は言葉だけで、すぐに統一ができなくても、これから10年、20年たてば形になると思う。今日がまさに『平和の始まり』になった」と歓迎した。ソウル市の会社員、盧邢模(ノヒョンモ)さん(45)は「北朝鮮が孤立したままで追い詰められ、崩壊したら大変なこと…

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