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ストーリー

シベリア抑留 反戦画家の原点(その1) 地獄と青春、父の記録

初めて対面した父の作品を見つめる四国光さん=ロシア極東コムソモリスク・ナ・アムーレ市の美術館で2018年3月21日、青島顕撮影

 ロシア極東に春はまだ訪れていなかった。3月下旬、寝台列車で着いたコムソモリスク・ナ・アムーレの街は一面、雪に覆われていた。1930年代、大河アムール沿いに建設された人口約20万人の工業都市だ。

 大阪府吹田市に住む四国(しこく)光さん(61)は、広島の反戦・反核の画家で絵本「おこりじぞう」の挿絵などで知られる父、五郎さん(1924~2014年)が戦後3年間、捕虜として生きたこの国の土を初めて踏んだ。目的の一つは市の美術館で1枚の油絵と対面することだった。父が94年、墓参の旅で訪問する際に抑留体験をテーマに制作し、寄贈したものだ。

 迎え入れられたホールに絵が運ばれてきた。画面に初夏の光と緑が映えていた。看護師姿のロシア女性と日本…

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