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沖縄

観光業者はしか予防必死 従業員ワクチン接種補助も

 麻疹(はしか)の流行が続く沖縄県内で旅行予約のキャンセルが27日現在で2188人に上り、好調な観光への影響が懸念されている。県などが観光客にワクチン接種後の来訪を呼びかけるだけでなく、観光業者も従業員のワクチン接種費用を補助する取り組みに乗り出すなど、感染を防いでキャンセルを食い止めようと必死だ。

 県によると、旅行会社などへの聞き取りによる旅行のキャンセルは、27日現在で国内外合わせて489件2188人で、うち修学旅行も11校含まれる。

 27日時点の感染者は76人で、連休中のイベントにも影響。嘉手納町では子どもたちのステージ発表がある29日の恒例行事「比謝川鯉(こい)のぼりフェスタ」を感染予防のため中止し、鯉のぼり250匹の展示だけにとどめた。

 那覇市で26日にあった観光事業者などでつくる協議会の緊急会議では、観光客を迎える側も対策を取る必要性を確認した。今回の流行は台湾から旅行で来た男性を介してウイルスが入ってきたと考えられているが、接触のあった人たちが次々発症しており、観光関係者に多く感染がみられるためだ。

 こうした状況に、沖縄観光コンベンションビューロー(那覇市)は今月から、「沖縄空手会館」(豊見城市)のスタッフなど全職員約230人を対象にワクチン接種費用の全額補助を始めた。ビューローの危機管理チーム、鎌田耕さんによると、他の観光事業者も同様の取り組みに乗り出しており、「観光客に接種をお願いするからには『自分たちも』と積極的に動いていかなくては」と説明する。

 2001年の米国の同時多発テロを巡り、米軍基地が集中していることから報復テロを警戒して旅行のキャンセルが相次いだなど、沖縄には「苦い記憶」がある。17年度の沖縄への観光客数が957万9000人と5年連続で過去最高を更新するなど観光が好調に推移しているだけに、鎌田さんは「ワクチン接種などやれることを一致団結してやっていくことが大事」と話した。【青木絵美】

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