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「火垂るの墓」「アルプスの少女ハイジ」残した高畑勲さん 優しい世界目指した表現者

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岡山大空襲の経験を語る高畑勲さん=東京都小金井市のスタジオジブリで2015年、徳野仁子撮影
岡山大空襲の経験を語る高畑勲さん=東京都小金井市のスタジオジブリで2015年、徳野仁子撮影

 「火垂(ほた)るの墓」や「アルプスの少女ハイジ」で知られるアニメーション監督、高畑勲さんが82年の生涯を閉じた。映像作品の芸術性を極限まで高めようと挑戦し続け、現代社会に向けて強いメッセージを発信してきた巨匠が、私たちに残したものは何だろうか。【奥村隆】

 訃報から1週間たった4月13日、日本テレビは予定を変更し、高畑さんの代表作「火垂るの墓」を追悼放映した。1988年4月の公開から30年。この映画を万感込めて見た女性がいた。原作の野坂昭如さん(2015年、85歳で他界)の妻暘子(ようこ)さん(76)だ。

 「高畑先生が宝物を残してくださった。心からそう思いました。今もキナ臭い世の中で、いろいろ起こりそうな気配がしますから。この作品がもっと世界中で流れたらどんなにいいかと感じます」

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