外国人実習生

原発労働、家族に言えず 「おかね」のため来日

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取材に応じる福島第1原発で働くベトナム人技能実習生ら=福島県内で(画像の一部を加工しています)
取材に応じる福島第1原発で働くベトナム人技能実習生ら=福島県内で(画像の一部を加工しています)

 40年かかると言われる廃炉完了を目指して作業が進む東京電力福島第1原発に外国人技能実習生たちの姿があった。日本からの原発輸入を中止したベトナムから来日した彼らはどのような思いで働いているのか。

 「ホウシャケイ、ホウシャケイ、ホウシャケイ」。2月。記者が原発での仕事について、20~30代のベトナム人技能実習生ら6人に尋ねると、一人が繰り返した。それが放射能のことを指すのか、放射線なのか、線量計なのか、判然としなかった。「仕事は楽で、日本人もたくさん働いている。(安全性は)大丈夫と思う」。日本語に一番堪能な一人が付け加えた。6人は昨年秋から普通の作業着姿で働いているという。

 「現場でも仕事がよくできると評判で、本当に助かっている」。6人を雇う東京都内の会社社長は言う。この会社の従業員は日本人3人とベトナム人ら6人。約30年前に会社を設立した時は20代の日本人が20人以上いたが、今では外国人が貴重な人材となっている。社長は「日本人の若者はすぐ辞めるけど、外国人は耐える。莫大(ばくだい)な借金をして日本に来て(2017年に制度改正される前の技能実習の最長期間である)3年…

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