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定型の窓から

老いに磨かれる輝き=片山由美子

蒸鰈ひとりの夕餉すぐ終る 須賀一惠

老いゆくは新しき日々竜の玉 深見けん二

 東京・駒場の日本民藝館で開催中(4月3日~6月24日)の「柚木沙弥郎の染色-もようと色彩」展を観(み)てきた。染色家の柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)は1922年生まれで、今年96歳。東京大学で美術史を学ぶが、柳宗悦の民芸運動に共鳴すると共に、染色家の芹沢〓介の作品に啓発されて染色家の道に進んだ。

 布の染色だけでなく、ガラス絵、版画、ポスターから立体に到(いた)るまで、さまざまな素材における工芸…

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