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クローズアップ2018

IR実施法案、国会審議へ 依存対策「本場」も悩み

ギャラクシー・マカオのカジノ入り口。17年の売上高は施設全体で約6000億円を超える=マカオ・コタイ地区の「ギャラクシー・マカオ」で2018年3月、小原擁撮影

 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が先月27日に閣議決定され、国会に提出された。マカオなどのカジノ先進地では巨額の経済効果を生んでおり、日本でも複数の自治体が誘致に名乗りを上げる。しかしカジノには、ギャンブル依存症や資金洗浄といった社会的問題がつきまとい、野党のほとんどが法案への反対姿勢を示す。森友・加計(かけ)問題などを巡り国会が混乱する中、法案の成立は見通せない。【松倉佑輔、小原擁、五味香織】

 3月中旬の午前4時。マカオ・コタイ地区の大型IR施設「ギャラクシー・マカオ」のカジノフロアは、中国人観光客であふれかえっていた。「大富豪『天天』誕生 $1193592」。会場上部の大型電光掲示が億万長者が出たことを伝え、射幸心をあおる。トランプを使ったバカラ賭博のテーブルでは、6人のプレーヤーを約60人の観衆が見守っていた。50万香港ドル(約700万円)を賭けた男性は、負けが分かると拳を机にたたきつけて悔しがった。勝負は約1分で決着した。

 マカオは2002年の外資開放後、米国などの事業者が参入し、06年にカジノ収益で米ラスベガスを抜いて世界一となった。経済効果は絶大で、17年は過去最高の約3260万人が押し寄せ、カジノ収入は2657億パタカ(約3・7兆円)。マカオの歳入の約8割をカジノ税収が占める。

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