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私の社会保障論 アドバンス・ケア・プランニング=白十字訪問看護ステーション統括所長・秋山正子

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本人の意思確認、重視

 人生100年の時代がやってきた。よりよく生きて、穏やかな最期を、できれば自宅で迎えたいと望む人は76%に上ると、最近の厚生労働省の調査からも示された。だが現実は、病院死が76%、自宅死が13%と逆転している。厚労省は「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(指針)」を見直し、この4月から運用が始まっている。

 これまでの指針は、病院死が多い現状を踏まえ、最終段階に入った時に、本人の意思決定とその尊重を基本とし、医師1人の判断ではなく、関わるチームの意見を聞き、本人の症状を緩和するケアも積極的に行うことが主だった。人工呼吸器を付けるのかどうか、気管切開はどうかなど救命の視点と、穏やかな最期をという視点に、どう折り合いをつけられるかだった。

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