特集

ニュース&トピックス

クラシック界のニュースや、音楽家のインタビューなどを紹介します。

特集一覧

長崎市

園児駆ける音楽ホール 多目的利用で稼働率回復

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

公共施設「チトセピア」

 長崎市の公共施設「チトセピアホール」がコンサートや演劇用のホールを近所の園児の運動用に貸し出すなど、ユニークな取り組みで低迷していた稼働率の回復に成功した。文化施設の常識にとらわれない運営手法には、他の自治体からも注目が集まる。【浅野翔太郎】

 3月中旬の午前中、可動式の座席が取り払われたホール内を近くの認定こども園「住吉こども園」の園児たち約120人が駆け回っていた。「次は海の生き物になってみよう!」という保育士の声で、思い思いに生き物の動作をまねる。金内俊哉園長は「近くでみんなで体を動かせるのは本当にありがたい」と目を細めた。

 山の斜面にある園には小さな園庭があるだけで、園児たちが一斉に体を動かせるのは、1、2カ月に1度、約1.5キロ離れた県立体育館を利用する時に限られ、移動のためのバス代がかさんでいた。一方、最大500人収容のホールは、座席を取り払えば約460平方メートルのフローリングのスペースが出現する。園の事情を知ったホールの館長、出口亮太さん(38)の提案で、昨年3月から月に1、2回、園に貸し出すことにした。

この記事は有料記事です。

残り628文字(全文1106文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る