群馬・神流川

800匹こいのぼり 住民手作りで名所に

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息子が生まれてから毎年、子どもの健康な成長を祈って訪れるという親子=神流町万場の神流川河川敷で、2018年5月1日、神内亜実撮影
息子が生まれてから毎年、子どもの健康な成長を祈って訪れるという親子=神流町万場の神流川河川敷で、2018年5月1日、神内亜実撮影

 群馬県神流町万場の神流川河川敷で「かんな鯉(こい)のぼり祭り」が開かれ、約800匹のこいのぼりが空を泳いでいる。神流川の春の風物詩として定着して三十数年。県内外から観光客が訪れるこの祭りは地元住民たちの熱意と工夫によって支えられている。5日まで。

 祭りは1981年、旧万場町の住民らでつくる「かたる会」が始めた。きっかけは、ある町民の一言。川岸の山を整備中、神流川と町並みを見下ろし、誰かがつぶやいた。「ここに、家に眠っているこいのぼりをつるしたら、愉快だな」

 会員たちは町内を一軒ずつ訪ね、使われなくなったこいのぼりの寄付を募った。山の北斜面を伐採し、200メートルのロープ2本で山頂の木の根もとと対岸を結び、初めて100匹が川の上空を舞った。翌年、うわさを聞きつけた客が大勢訪れ、徐々に全国に広まっていった。

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