きょうはみどりの日

作品紹介(その1) 映画「羊と鋼の森」 自然は人を幸せに 北海道・トムラウシ出身の青年が主人公

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原作者で作家の宮下奈都さん
原作者で作家の宮下奈都さん

 きょうは「みどりの日」。新緑の美しい季節、豊かな自然を舞台にした二つの作品を紹介します。北海道・トムラウシ出身の一人の青年がピアノ調律師として成長する映画「羊と鋼の森」と、岐阜県東濃地方が舞台となったNHK連続テレビ小説「半分、青い。」です。

「森に育てられる調律師」見守って 言葉にならぬ世界描写 原作者・宮下奈都さん

 宮下奈都さんが「羊と鋼の森」を書いたそもそもの始まりは、幼少時から自宅にあったピアノの調律師の言葉だったという。ある時、宮下さんが「このピアノは古いですけど大丈夫ですか」と聞くと、調律師は答えた。「このピアノの中にはいい羊がいますから、まだまだ大丈夫です」

 ピアノのハンマーは羊の毛のフェルトでできている。調律師は、昔の羊は栄養たっぷりの草を食べていて、毛もつやつやしているから大丈夫だと言ったのだ。「その時、調律師の言葉を集めたいという気持ちになりました」

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