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兵庫県教委

県立高でも「通級指導」 別室で社会性育成

 兵庫県教委は県立高校で、発達障害の子らを対象にした「通級指導」制度を今年度中に導入する。子どもたちが通常学級に在籍しつつ、学習や生活上の困難を改善・克服するための指導を別室で受ける制度で、既に小中学校レベルでは導入されている。県教委は新たに県立9高校に担当教員1人を配置。文部科学省からの委託を受けて、指導方法や単位認定の方法などを研究する。また、神戸市教委も市立8高校での来年度本格実施に向けて準備を進める。【井上元宏】

     通級指導は学校教育法施行規則の改正に伴い、今年度から高校でも導入できるようになった。導入するのは宝塚西(宝塚市)▽西宮香風(西宮市)▽阪神昆陽(伊丹市)▽氷上西(丹波市)▽篠山産業(篠山市)▽西脇北(西脇市)▽伊和(宍粟市)▽村岡(香美町)▽但馬農業(養父市)--の9校。うち西宮香風は2014年度から文科省のモデル研究で取り組んでいる。

     別室では、コミュニケーション能力や社会性の育成などに関する指導を行う。小中学校レベルでは、通級指導教室を持つ学校が各市町に1校以上整備され、昨年5月現在で小学校2039人、中学校636人が通級指導を受けている。

     近年、通級指導を受ける小中学生が増えていることから、県教委は継続的な指導で生徒の自立支援につなげようと、高校での導入を決めた。実施後は、保護者の同意を受けて生徒1人ずつの指導計画を作成し、週1~2コマを別室指導に割り振る。選択科目の時間や放課後を充てることが考えられるという。

     また、神戸市教委は今年度、市立竜が台小(神戸市須磨区)の通級指導教室に高校教員2人を配置。市立全8高校を巡回して通級指導を希望する保護者や生徒の教育相談に応じ、ニーズを調査する。来年度に各高校を巡回する形での通級指導教室を実施する方針。

    通級指導

     正式には「通級による指導」。学校教育法施行規則の改正により1993年度から全国の小中学校で実施されるようになった。言語障害▽自閉症▽情緒障害▽弱視▽難聴▽学習障害(LD)▽注意欠陥多動性障害(ADHD)--などの比較的軽い障害がある児童や生徒が対象で、在籍学校の通級指導教室に通う自校通級と、他校の教室に通う他校通級がある。

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