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はやぶさ2

「想定の課題ほぼやりきった」小惑星到着に「自信」

小惑星探査機はやぶさ2の運用訓練についてスライドを示しながら説明する佐伯孝尚はやぶさ2プロジェクトエンジニア=東京都千代田区の宇宙航空研究開発機構で2018年4月19日、永山悦子撮影

 小惑星探査機「はやぶさ2」が目的地の小惑星「リュウグウ」へ到着するまで、2カ月を切った。はやぶさ2とリュウグウの距離は約10万キロまで近付いており、計画では6月21日~7月5日の間に到着する予定だ。到着を前に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月19日、津田雄一プロジェクトマネジャーらによる記者会見を開いた。世界で初めて小惑星の物質を持ち帰った「はやぶさ」以来、13年ぶりとなる小惑星探査を前に、津田さんは「到着するためには、最後の運用が非常に重要になる。慎重にやらねばならないと考えている。本番を想定した訓練で、想定できる課題はほぼやりきった。プロジェクトチームとしてかなり自信がついた」と語った。【永山悦子、池田知広】

 はやぶさ2は、はやぶさを土台に新しい科学、技術開発を進める探査機だ。目的の小惑星リュウグウは、はやぶさが訪れたイトカワ(S型)とはタイプが異なるC型で、炭素や水を多く含むと考えられている。S型よりも太陽系誕生に近い始原的な小惑星とされ、「太陽系のより古い情報を保存しており、物質を持ち帰ることによって原始太陽系の詳しい情報を得られるだろう」と期待される。はやぶさで物質を持ち帰ることに成功はしたものの、物質採取の装置がうまく動かないなど相次ぐトラブルを乗り越えての結果だった。このため、津田マネジャーは「より高いレベルのミッションをやろうという思いで取り組んでいる」と話す。

 2014年12月に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられたはやぶさ2は、これまで順調な旅を続けてきた。15年12月には地球の重力を使って探査機の軌道を変え、加速する「地球スイングバイ」に成功。主エンジンのイオンエンジンの連続運転もこなし、リュウグウへの距離を縮めてきた。現在は、今年1月に開始した小惑星到着前の最後の連続運転中だ。今回の連続運転は計2428時間を予定しており、これまでに約7割…

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