千代田区の東京国立近代美術館で開かれている回顧展「生誕150年 横山大観展」(毎日新聞社など主催)が6日、会期の前半を終える。代表作「群青富士」や個人所蔵品の一部は見納めとなる。7日に作品の入れ替え作業があり、8~27日の会期後半は「夜桜」や「紅葉」などを展示する。
同美術館によると、回顧展の企画が持ち上がったのは約3年前。当初の構想は「超有名作品ばかりを集めたハイグレード展」だったが、明治・大正・昭和の三つの時代の作品を幅広く網羅して展示し、新たな大観像を提示することを目指した。
だが、大観の作品は他の画家に比べて個人所蔵が多く、それが展示品集めの高いハードルになったという。企業経営者ら富裕層が盗難を恐れて秘蔵しているケースもある。出展交渉の前に、まず作品の所有者を突き止める作業が必要だった。
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