平成の記憶

記者の記録 急速な少子高齢化 国民皆保険、岐路に

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平成の日本、こう変わった
平成の日本、こう変わった

 高齢者への配分を優遇してきた歴史の転換点だった--。将来、平成を社会保障制度の動きから振り返った時には、そう評価されるだろう。ただ、私たちが今、世界的にも貴重な国民皆保険を守れるかどうかの分岐点に立たされていることもまた、確かだ。【編集委員・吉田啓志】

 2004(平成16)年6月。野党の激しい抵抗の中、年金制度改革関連法が与党の強行採決で成立した。数日後、ある厚生労働省幹部は酒席で「国民はこの新法の恐ろしさに気づいていない」と漏らし、苦悩の表情で語った。

 「福祉に身をささげる厚労官僚として、やってはいけない政策に手を染めてしまったのかもしれない」

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