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時代の風

政権の体質改善のために 官邸の新陳代謝促そう=藻谷浩介・日本総合研究所主席研究員

=手塚耕一郎撮影

 政権の運営を巡るさまざまな問題が中ぶらりんのまま、ゴールデンウイークが終わろうとしている。

 公文書の改ざんや隠蔽(いんぺい)の横行は、戦後日本を支えて来た屋台骨の一つである官僚組織のモラルが、人事権を握る官邸に対する“忖度(そんたく)”で、ずたずたになっていることを示した。前財務事務次官のセクハラ問題も、このまま真相究明なしで済ますべきものではない。これらは「内憂外患」で言えば「内憂」なのだが、政権は特段の責任も再発防止策も取らないまま批判に耐え続け、北朝鮮問題という「外患」に国民の注意が向くのを待っているようだ。それで結局、政府の体質改善が進まない結果となることを、筆者は恐れる。

 政権の持久消耗戦略を支えるのは、3~4割を保ち続けている支持率だ。さすがに不支持率は一部調査で5割を超えるに至ったが、それでも仮に総選挙をすれば負けることはない。支持者の中には必ず投票に行く層が多いのに対し、不支持者の中にはそうはいっても自選挙区の与党議員に投票する層も多ければ、「そもそも政治は信じられない」などとつぶやいて投票に行かない層も多いからだ。

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