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ストーリー

パルミラ 歴史学者の誇り(その2止) 拷問に最期まで黙し

神像などが引き倒され破壊されたパルミラ博物館=シリア中部パルミラで2017年12月18日

 

 ◆狙われる中東の文化遺産

過激派の資金源に

 古代メソポタミア文明発祥の地、チグリス川とユーフラテス川の流域はイラクとシリアにまたがる。過激派組織「イスラム国」(IS)はこの地域で2014年に「国家樹立」を宣言。残虐行為は世界を震え上がらせた。抵抗する住民の首を容赦なく切り、時には生きたまま焼き殺す。15年には人質の日本人2人を殺害した。

 資金源は銀行から強奪した現金、支配地での「徴税」、誘拐の身代金、石油の密輸、そして略奪した文化遺産の密売だった。古代遺跡は略奪と戦闘で破壊され続けた。シリアではパルミラやアレッポ、イラクではハトラやニムルドの遺跡が犠牲になった。内戦下のシリアは特に深刻で、国連による衛星写真の分析では、14年末時点で290の文化財建造物が空爆や砲撃の被害を受けた。

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