古浄瑠璃

「幻」の演目 キーンさんらの縁で草加で上演

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 江戸時代の元禄年間に海外へ持ち出され、ロンドンの大英図書館に1冊だけ残る「幻」の古浄瑠璃「越後国柏崎 弘知法印御伝記(こうちほういんごでんき)」が6日、埼玉県草加市で上演された。松尾芭蕉「おくのほそ道」ゆかりのまちづくりを進める同市の市制60周年記念事業として、日本文学研究者のドナルド・キーン米コロンビア大名誉教授(95)の名前を冠した文学賞を主催している縁もあり、公演が実現した。最後になるかもしれない貴重な上演に、多くの市民や古典芸能ファンらが堪能した。【統合デジタル取材センター/中澤雄大】

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