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全国でも珍しいプロのア・カペラ(無伴奏)室内混声合唱団「里井宏次&ザ・タロー・シンガーズ」の定期演奏会が6月2日、大阪府の豊中市立文化芸術センターで開かれる。「20世紀のア・カペラ光を求めて」をテーマに、激動の時代を生きた作曲家を取り上げる。
主宰で、指揮をする里井は「第一次、第二次世界大戦を両方体験した作曲家も多く、少なからず作品に影響している。テロや核など世界的に不安定な時代だからこそ、光を求めて創作された作品を紹介したい」と語る。前半は米国特集。今年生誕100年を迎えるバーンスタインの「ザ・ラーク」より第2部のほか、葬送や慰霊の場でよく使われるバーバーの「アダージョ」を合唱曲に編曲した「アニュス・デイ」などを披露する。
後半は1940年前後に書かれた欧州の作品を集めた。なかでも仏のプーランクは、2008年に「人間の顔」全曲を歌って文化庁芸術祭優秀賞を受賞するなど、「タロー」にとって特別な作曲家。
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