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仙台市在住の写真家、小野幹さん(86)の写真展「昭和のしおがま」が塩釜市本町の杉村惇美術館で開かれている。同館が3年前から取り組む「街の記憶を集める、語る」プログラムの一環で、昭和20~40年代の塩釜の暮らしぶりや街並みを活写したモノクロ写真70点を展示している。
小野さんはベテラン写真家で作る「集団仙台」の中心メンバー、県芸術選奨選考委員でもある。終戦直後から、交通や流通の拠点だった塩釜にも何度も足を運び、数多くの写真を撮った。
展示作品は、水揚げで活気づく魚市場や船着き場の様子、開催初期の「みなと祭」や当時あった映画館のにぎわいなどを生き生きと写し、頬かむりで働く女性たちや引き込み線の線路で遊ぶ子どもたちのたくましい表情が印象的だ。26日には小野さんを招いてのギャラリートークもある。
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