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陸上

25歳遅咲き、山ノ内みなみ「最終的にマラソンに」

織田記念女子5000メートルで、日本人トップの4位に入った山ノ内(右端)=エディオンスタジアム広島で2018年4月28日、徳野仁子撮影

陸上の織田記念女子5000で、日本勢トップの4位

 昨年8月に実業団入りしたばかりの元市民ランナーが輝いた。国内トップレベルが集まる陸上の織田幹雄記念国際大会女子5000メートル(4月28日、エディオンスタジアム広島)で、山ノ内みなみ(京セラ)が日本勢トップの4位に食い込んだ。本格的に指導してから1年未満での好成績に、2009年世界選手権男子マラソン6位入賞の佐藤敦之監督も「規格外」と驚嘆。25歳の遅咲きは「最終的にはマラソンに挑戦したい」と力を込める。

     昨夏の世界選手権マラソン代表の安藤友香(スズキ浜松AC)、今年3月の世界ハーフマラソン選手権代表の堀優花(パナソニック)ら実力者がそろったレース。有力選手が次々と上位争いから脱落する中、無名の山ノ内は最後まで粘った。15分21秒31は昨年ならロンドン世界選手権の参加標準記録を突破し、日本選手権で3位に相当する好記録だった。

     福島県出身で、中学時代に全日本中学校選手権に出場。高校は一度は別の高校に合格したが一度も通わずに辞めて、通信制の郡山萌世高に進学。陸上部がない中、1人で練習した。卒業後は実業団から誘いを受けたが「厳しいのが嫌ですべて断った」。有料の会員制市民マラソンクラブに就職し、楽しく走るため市民ランナーの道を選んだ。だが、当時はけがも多く、「楽しいどころではなかった」と振り返る。

     退職してけがが治ったころ、頭をよぎったのが「実業団で走りたい」という思い。だが、当然ながら入部を断られ、最後に同じ福島県出身の佐藤監督に入部希望の手紙を送った。佐藤監督も一度は断ったが、ほとんど練習をしていないのに記録会で自己記録を更新する姿に才能を感じて入部を認めた。

     それでも、手紙を送る熱意とは裏腹に、当初は体重が7、8キロオーバーと自己管理ができず、昨秋には左足を疲労骨折。そこから5カ月ほど走れず、実業団ランナーとして練習したのは実質3カ月。その状態で挑んだ織田記念で好結果を残した。

     5月5日の「ゴールデンゲームズinのべおか」女子5000メートルでも日本勢トップの3位に入った。今夏にはジャカルタ・アジア大会を控えるが「(結果が出たのが)急すぎて全然考えていない。とにかく日本選手権と駅伝」と山ノ内。謙虚に語るが、その可能性は計り知れない。【新井隆一】

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