平成

たいら・しげるさんの30年 発表に「ただ驚き」

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自宅前に立つ平成さん。マイホームに表札を付けたのは「昭和」のころだった=埼玉県鴻巣市で2018年4月、竹中拓実撮影
自宅前に立つ平成さん。マイホームに表札を付けたのは「昭和」のころだった=埼玉県鴻巣市で2018年4月、竹中拓実撮影

 天皇陛下の来年4月の退位を控え、「平成」も残り1年を切った。今後本格化する新元号選びで政府が気を使うのは、既存の団体・個人の名称と一致しないかだ。29年前の1月7日に発表された平成も政府は慎重に検討をした後に発表したが、そのものずばり名前が一致した人がいた。

得よりわずらわしさも 名刺せがまれ5000枚

 埼玉県鴻巣市の平成(たいら・しげる)さん(77)。当時、大阪府に単身赴任し、紳士服卸販売会社の営業所長をしていた。小渕恵三官房長官(当時)が平成の額を掲げた直後、知人から「大変です」と電話があり、「ただただ驚いた」という平さん。「全国の電話帳を調べた」という記者が事務所に現れ、突然「時の人」となった。

 名前の由来は、父親が千葉・成田山に行った直後に生まれたから。記者から感想を問われ「営業マンは名前を覚えてもらうことが第一」と答えるのが精いっぱいだったという。

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