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人生は夕方から楽しくなる

「フレンチの鉄人」坂井宏行さん バトンタッチまで心身もっと鍛えて

「料理人志望の若い子には、なるべく早く包丁を握らせるし、長時間労働もNG。料理の世界も時代に合わせて変わらなきゃ」=東京都渋谷区の「ビストロ イル・ド・レ」で、根岸基弘撮影

 仕事をしていると、いろんな名刺を受け取る。

 名前と肩書、連絡先を記した当たり前のもの、名誉職やら何やら、肩書を裏表に並べたてたもの、名前だけが記された傲岸不遜に思えるもの。

 さて、この人の名刺には「店主」とだけ、肩書が小さく刷られていた。

 「オーナー」でも「社長」でもない。商店街の、なじみの洋食屋で腕を振るうおやじさん、といった風情。一世を風靡(ふうび)した、かの料理番組「料理の鉄人」(フジテレビ系で1993~99年放送)で、「フレンチの鉄人」の名をほしいままにした巨匠にしては、何だか軽い。

 「いやいや実際、店のおやじに過ぎないんですよ、僕は。ふんぞり返って『おれはオーナーだ』なんていうのはダメ。お客さんに『テレビ見てましたよ』と声を掛けられるけど、今も昔も一料理人、店のおやじに過ぎません。偉ぶるようになっちゃあ、人間おしまいです」

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