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味のある喫茶店

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/9 ジャマイカ 札幌 ジャズの奥深さ伝え /北海道

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 札幌市中心部の狸小路商店街の一角にある「JAMAICA(ジャマイカ)」。重厚なドアを開けると、大きなスピーカーから鳴り響くジャズに圧倒される。壁の棚にはレコード約1万2000枚とCD約4000枚がずらりと並ぶ。

 閉館した映画館、札幌東映劇場(中央区南2西5)の地下1階に開店したのは1961年8月。当初は純喫茶だったが、2年前に他界した初代マスターの樋口重光さん(享年78歳)が好きだったモダンジャズをかけ始め、口コミで愛好家が集まるようになった。現在は妻のムツさん(73)が「ジャズの奥深さを伝え続けたい」と古き良きジャズ喫茶の雰囲気を守る。

 重光さんがジャズに夢中になったのは高校時代からで、チャーリー・パーカーが大好きだった。学生運動が盛んだった60年代や70年代は、集会やデモがあると、それまで黙ってジャズに耳を傾けていた客の大学生たちがごっそりいなくなることもあった。

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