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岡山・加計学園

獣医学部新設問題 「京産大、官邸に呼ばれず」 加計と競合、元教授証言

大槻公一元教授

 国家戦略特区を活用した獣医学部新設を巡って、加計(かけ)学園(岡山市)と競合した京都産業大(京都市)で設置準備を担った大槻公一元教授(76)=今年3月末に退職=が毎日新聞のインタビューに応じた。加計学園関係者は2015年4月2日に柳瀬唯夫元首相秘書官(現経済産業審議官)と面会していたとされるが、大槻氏は「京産大は首相官邸に呼ばれたことはない。公平ではない」などと振り返った。【菅沼舞】

     大槻氏によると、京産大が獣医学部新設を提案する2カ月前の16年1月、内閣府の藤原豊・地方創生推進室次長(当時)と面会した際、「今ごろ持ってきて(遅い)。今治はもっと頑張っている」との趣旨のことを言われたという。今治市と愛媛県は07~14年、構造改革特区での獣医学部新設を計15回申請して却下され、15年6月に国家戦略特区での新設を申請していた。

     京産大も16年3月に獣医学部新設計画を国家戦略特区の会議で提案した。だが、特区諮問会議は同11月、新設を「広域的に獣医学部が存在しない地域に限り」と条件を設定。関西圏に獣医師養成課程を持つ他大学が存在するため、京産大は除かれる形となった。内閣府と文部科学省が18年度開設の1校に限り認めるとしたため、京産大は「間に合わない」と応募を断念した。

     大槻氏は「(二つの条件は)寝耳に水だった。どうしてこんな条件が出てきたのか分からない。後々に『首相案件』だったと聞いて符合する部分があった」と振り返る。

     だが、17年1月に事業者として認定された加計学園は今春から学生を受け入れている。「加計ありき」だったか否かの真相が今も見えない中、大槻氏は「親御さんや学生の気持ちを考えると、教育現場にいた自分がこれ以上何も言うべきではない。今後は国会で政治の責任として対応してほしい」と望んだ。

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