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夫婦別姓

「名前は丸ごと私自身 選択肢を」 事実婚30年の女性

 広島地裁へ提訴の手続きを取った原告の女性医師(62)=広島市=が毎日新聞の取材に応じた。旧姓に戻るため形式的に離婚し、30年近く事実婚を続けており、「自分の姓で生きるという選択肢を増やしてほしい」と選択的夫婦別姓制度の導入を求めた。

     女性は28歳の時、同僚の男性と結婚。なじみがある姓が変わり、強い違和感が残った。職場で夫の姓で呼ばれるようになり、その度に「自分と違う人間がいる」と感じた。

     長男と長女を出産した後、35歳の時に旧姓を名乗るため「ペーパー離婚」を決断。夫も理解してくれ、3人目の子供は女性の戸籍に入れた。「姓が違っても、親子・兄妹関係は一般的な家庭と変わりない。私の名字への思いを子供も尊重してくれた」と話す。

     夫婦別姓を巡っては2015年、最高裁が民法の規定を合憲とする一方で、国会での議論も促したが、大きな進展はない。女性は提訴に踏み切る理由について「最高裁の判決に落胆した。どちらかの姓を強要されず婚姻できるよう制度を変える時だ」と語った。

     女性は別姓で届け出た婚姻届を受理しなかった自治体の処分取り消しを求め、広島家裁に審判も申し立てた。女性は「名前は人権であり、丸ごとが私自身。自分の姓でいたいだけなのに特別な理由が必要なんでしょうか」と訴える。【東久保逸夫】

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