奈良・法華寺

菩薩坐像内部に経巻180点 X線調査

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X線CTスキャナーで撮影した文殊菩薩坐像の内部。頭部に舎利容器、胴部に経巻などが見える=奈良国立博物館提供
X線CTスキャナーで撮影した文殊菩薩坐像の内部。頭部に舎利容器、胴部に経巻などが見える=奈良国立博物館提供

 法華寺(奈良市)所蔵の文殊菩薩(ぼさつ)坐像(ざぞう)(鎌倉時代)の内部に約180点もの経巻や舎利容器がぎっしりと詰められていることが、奈良国立博物館によるX線CTスキャン調査でわかった。同時代の仏像でこれほど多数の納入物があるのは非常にまれという。菩薩像は27日まで開催の名品展「珠玉の仏たち」で展示されている。【大川泰弘】

 坐像は高さ約73センチ。頭部から舎利容器や文書を巻いたものなど約30点、胴部からは筒状の容器に入った経巻など約150点が見つかった。頭部の舎利容器は高さ6センチほどで、金属の外殻の中に水晶とみられる球形の器があり、その中に仏舎利を納める。像の底は板でふたをしてあり、内容物を取り出した形跡はない。13世紀半ばから後半とされる像の制作時に納入されたものがそのまま残っている可能性が高い。

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