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太平洋戦争末期の沖縄戦に動員された「ひめゆり学徒隊」の生き残りの一人で、3月末で「ひめゆり平和祈念資料館」(沖縄県糸満市)の館長を退任した島袋淑子さん(90)が、初の自分史「ひめゆりとともに」を出版した。凄惨(せいさん)を極めた沖縄戦の体験や平和への思いなどをつづり、戦争のない社会をつくるために「資料館が平和の砦(とりで)になってほしい、そして一番大事な命について考える場所になってほしい」と訴えている。【佐藤敬一】
沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校で構成した「ひめゆり学徒隊」は、生徒222人と教師18人の計240人。米軍の沖縄本島上陸直前の1945年3月23日に日本軍に動員され、負傷兵の看護などに当たったが136人が死亡した。
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