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いま、性被害を語る

「セクハラ」流行語から30年「官僚、何も学んでいなかった」角田由紀子弁護士

角田由紀子弁護士=永峰拓也さん撮影

 時代が昭和から平成に移り変わろうとするころ、角田(つのだ)由紀子弁護士は「セクシュアルハラスメント」という言葉を日本に広めようとしていた。「セクハラ」という言葉が流行語大賞の新語部門を受賞したのは平成元年(1989年)だった。あれから30年、平成があと1年で終わろうとしている今、再び「セクハラ」という言葉に注目が集まっている。角田さんは「少しずつ、でも確実に変化は起きている」と前を向く。【中村かさね/統合デジタル取材センター】

記者 財務省の前事務次官のセクハラ騒動をめぐるこの1カ月をどう見ますか。

角田 私も代理人として関わった日本初のセクハラ訴訟から30年、社会の認識は大きく変わったと思っていたけれど、そうでもなかったのかしらと愕然としています。国を動かす政治家や高級官僚と呼ばれる人たちが、何一つ学んでいなかったんだな、と。

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