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描かれた鉄路

今回の作品 鷺沢萠『朽ちる町』(作品集『帰れぬ人びと』より) 曳舟駅かいわい(東京都)

曳舟駅周辺(写真奥)は近年、タワーマンションが林立し、風景が一変した。写真は曳舟駅近くを走る東武伊勢崎線=東京都墨田区で2018年5月5日

色街の歴史、町並みは激変

 2004年に35歳で早世した作家、鷺沢萠さんの作品集『帰れぬ人びと』には、デビュー作「川べりの道」など、初期の短編4作品が収められている。

 鷺沢さんの作品は、東京の城南と呼ばれるエリア、区でいえば大田、品川、目黒、世田谷あたりの東急や京急の沿線が舞台になることが多い。しかし「朽ちる町」は彼女の作品には珍しく、東京の下町、墨田区の曳舟地区が舞台だ。冒頭はこうだ。

 <長いこと地面の下を走っていた電車が、川の下を潜ったあとで地上に顔を出す。冷たい暗闇をつん裂いて車…

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