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盲導犬

同伴拒否「ある」6割 全国実態調査

盲導犬理解のため行われているデモンストレーション(富士ハーネス提供)

 日本盲導犬協会(東京)は、盲導犬を使用する視覚障害者を対象にした実態調査結果をまとめた。この1年間に、6割近くが飲食店や小売店などで受け入れ拒否を体験し、協会が理解を求めても拒否されたケースもあった。障害者差別解消法の施行(2016年4月)から2年。協会は「法の趣旨が行き渡っていない。理解を促したい」としている。

    【高橋秀郎】

     調査は、法施行2年と「国際盲導犬の日」(4月25日)にちなんで3月1~20日、盲導犬使用者195人に電話で聴き取り、183人から回答を得た。

     「盲導犬同伴を理由とする受け入れ拒否はあったか」の質問に対し、109人(59%)が「ある」と答え、前年の調査より4ポイント上がった。回数は「1~2回」41人、「2~3回」32人などで「10回以上」も9人、全体で348回以上に達した。

     場所は、飲食店・小売店が289件と8割を超え、病院が15件、宿泊施設が13件、タクシーなど交通機関が11件。使用者の説明だけで理解を得られず、協会が対応したのは71件、うち断固拒否は2件あったという。

     解消法は、受け入れ拒否を「障害を理由とする差別」として社会的障壁をなくす「合理的配慮」を求めている。協会は、事業者のマニュアル作りやセミナーの開催、水族館など施設での実証実験などに協力している。使用者も、盲導犬の毛が飛散しないようコートを着用させたり、体を洗って清潔を保ったりするなどさまざまな配慮をしているという。

     協会富士ハーネス(静岡県富士宮市)普及推進部の太田諒美(まさみ)さんは「使用者は、拒否されると傷つきます。初めての方は分からないことが多いと思うので、どのような配慮が可能か、一緒に考えましょう」と話している。

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