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動物写真

松山の写真家 米有力誌コンテストで優秀作

「カラフル・トラベル・フォト・フロム・アラウンド・ザ・ワールド」に選ばれた小豆島のニホンザル=野見山桂さん撮影
「アンダーウオーター・ビューティー」に選ばれた青い水玉模様のシャコガイと小さなハゼの写真=野見山桂さん撮影

 真冬の小豆島(香川)で団子のように身を寄せ合うニホンザル、屋久島(鹿児島)の海で妖しく光るシャコガイとハゼ--。松山市のアマチュア写真家、野見山桂(けい)さん(38)の作品が今月、米有力誌「ナショナル・ジオグラフィック」がウェブサイト上で運営する二つの写真コンテストで優秀作に選ばれた。野見山さんは環境汚染を追究する愛媛大准教授。「生命の物語を感じたい」と撮影を続けている。【松倉展人】

 ニホンザルの写真は色彩あふれる世界の旅をテーマにした同誌の「カラフル・トラベル・フォト・フロム・アラウンド・ザ・ワールド」で優秀作34点の一つ、シャコガイとハゼの写真は水中の美を競う「アンダーウオーター・ビューティー」で優秀作32点の一つに選ばれ、サイトで紹介されている。

 世界に広く読者を持つ同誌は写真でも常に最高品質を追究しており、入賞は大きな栄誉。シャコガイとハゼの作品には「色彩はこの世のものではないようだ」との選考評も添えられている。

 野見山さんによると、猿同士が身を寄せ合って寒さから身を守る「猿団子」はニホンザル特有の行動で「スノー・モンキー」として世界的にも注目される。四国中が冷え込んだ今年2月、子を抱く母猿や年老いた猿などの周りに若い猿たちが集まって団子を作り、丸く縮こまるなかで毅然(きぜん)と撮影者をうかがう猿の視線との対比を写し取った。

 珍しい青い水玉模様のシャコガイを2015年に撮影した際、水中ライトで照らすとシャコガイも興奮し、水玉模様がどんどん鮮やかになったという。シャコガイに取りついて暮らす小さなハゼにはお気に入りの場所があることも観察で分かり、戻ってくる瞬間に幻想的な宇宙のようなイメージを捉えた。

 野見山さんは16年、世界最大規模の写真コンテスト「ソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード」一般公募部門で日本人初の年間最優秀賞を受賞。その際にテーマにしたヒメボタルに加え、ニホンザルやアナグマ、イルカなどの姿をこれからも季節とともに追う考えだ。

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