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今週の本棚・本と人

『仏像 みる・みられる』 著者・多川俊映さん

多川俊映さん=花澤茂人撮影

 ◆多川俊映(たがわ・しゅんえい)さん

 (KADOKAWA・1728円)

見守られている意識を持つ

 薄暗い古寺のお堂に立ち、仏像の目をみつめる。「あ、目が合った」。ふと、あちらも自分もみているように感じる。仏像好きの中にはそんな経験をした人がいるはずだ。今は亡き大切な人の目を重ねることもあるだろう。「見守られている」と。「究極の仏像のみかたとは、そうした双方向の関係性の中にある」。1300年の歴史を持つ興福寺(奈良市)の貫首として長年仏像と向き合ってきた実体験を通して、たどり着いた思いをまとめた。

 30代前半の頃のこと。寺外で参列したある法要の本尊が、頭部を失った奈良時代の仏像だった。「何か、落…

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