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役所広司&松坂桃李 映画「孤狼の血」で共演 今に問う、昭和の熱い男たち

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映画「狐狼の血」で共演した役所広司(右)と松阪桃李=大阪市北区で、山崎一輝撮影
映画「狐狼の血」で共演した役所広司(右)と松阪桃李=大阪市北区で、山崎一輝撮影

 この国には牙のない男が増えすぎた--。斬新なキャッチコピーと共に東映が満を持して放つ映画「孤狼(ころう)の血」が公開中だ。1988(昭和63)年、暴力団対策法成立前の広島を舞台に、警察を巻き込んだ激しい組織間の抗争を描く。

 「警察じゃけえ、何をしてもええんじゃ」とうそぶくベテラン刑事の大上(おおがみ)を役所広司、その破天荒な捜査手法に戸惑う新人刑事の日岡を松坂桃李が演じる。組員たちが暴れ回る冒頭のシーンを試写室で見た役所は「このご時世にこんな男臭い映画を作るなんて」と思わず噴き出したという。「こういう元気な映画がかつてはたくさんあった。この作品が起爆剤になって、もっと日本映画が活気づけば」と期待する。

 任〓(にんきょう)映画の金字塔として知られる「仁義なき戦い」(73年)に触発され、作家の柚月裕子が書いた同名小説が原作だ。役所は「『仁義なき戦い』はドキュメンタリーのようなカメラワークが新鮮で、ドキドキして見た。脇役の俳優さんたちにも熱気があった」と懐かしむ。一方で、今作を「その模倣ではなく、しっかりしたドラマを志向する白石和彌(かずや)監督の個性が出て、新しいヤクザ映画になった」と評価する。

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