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黒部ダム

「黒部の太陽」撮影セット設置、新展望広場にレプリカ 工事の苦難、今に伝え /長野

トロリーバスラストイヤー

 黒部ダム(富山県立山町)の建設を描いた映画「黒部の太陽」の撮影セットのレプリカが、黒部ダム新展望広場の特設会場で展示されている。石原裕次郎さんと三船敏郎さんが主演した映画の公開から、今年で50年。昨年8月に閉館した石原裕次郎記念館(北海道小樽市)から譲渡を受けたもので、工事の苦難を今に伝えている。【安元久美子】

     特設会場には「関電トンネル工事 関西電力 熊谷組」と書かれた看板とともに、高さ約3・5メートル、幅約4・6メートル、奥行き9メートルのトンネルのセットや、工事用トロッコが設置された。約170人が亡くなった厳しい工事の雰囲気を感じながら、展示パネルと映像でダムと発電所の建設の苦労や歴史を振り返ることができる。大町市観光課の宮坂充明さん(48)は「多くの観光客に来てもらい、難工事を突破した人の力の偉大さを感じてほしい」と語った。

     また、今年は扇沢駅(大町市)と黒部ダム駅を結ぶ「トロリーバス」のラストイヤーになっている。ダム建設のために造られたトンネルを架線から電力を受けて走行し、「トロバス」の愛称で親しまれてきたが、老朽化で今年11月30日に運行を終える。

     環境に配慮し、排ガスを出さない交通手段として1964年に初運行され、現在走行する15台は93~96年に導入された3代目。来年からはバッテリー式の電気バスに切り替えられる。運行する関西電力によると、昨年は延べ94万人がトロリーバスに乗車した。

     特設会場を訪れた、横浜市金沢区の会社員、杉山秀彦さん(57)は「黒部の太陽を見て予習してきた。50年以上も前にこんなダムができるなんて、改めてすごいですね」と語った。娘の大学4年、瑞樹さん(21)は「トロリーバスが今年までの運行だと聞いて来ました。もっと乗っていたかった」と笑顔だった。

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