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囲碁の話です。碁盤は普通、縦横それぞれ19本の線が引いてある「十九路盤」を使います。ところが近年は、縦横9本の「九路盤」や13本の「十三路盤」の囲碁が、若い人を中心にはやっています。盤が小さいので、勝負が早く決着します。それが、スマートフォンなどの囲碁ゲームに向いているのです。
以上、日本棋院県支部の土田正光九段(73)に聞いた話の受け売りです。土田さんは「十九路盤はのんびりとしているが、九路盤や十三路盤は、けんかが早く来る。忙しい世の中、こちらの方が合う部分もある」と説明してくれました。
毎日新聞社と日本棋院が主催する第64回全日本アマチュア本因坊決定戦の県大会について、土田さんと話し合いました。今年は6月17日にあります。正式な大会は、もちろん十九路盤で戦ってもらいます。それに加え、同じ会場で自由参加の「第1回十三路盤アマ本因坊戦」も実施することにしました。こちらは、県大会のトーナメントで敗退した棋士に参加を呼びかけます。県大会は参加料をいただきますので、「2度おいしい」方が良…
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