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まち探訪

名鉄蒲郡線編/6 西浦駅 「将棋の宿」逸話、数多く /愛知

 藤井聡太六段の登場による将棋ブームで、名人戦などの対局の舞台となったホテルや旅館が「将棋の宿」として人気だ。その一つで名鉄蒲郡線西浦駅が最寄り駅の「旬景浪漫 銀波荘」(蒲郡市西浦町)は、将棋ファンが宿泊に訪れるほか、雑誌やテレビ局の取材も相次いでいる。

 三河湾の国定公園指定(1958年)を見据え、創業者の大浦武夫さん(86)が54年に木造8畳4間の旅館を開いた。採石場跡の海岸線に立地したのは「(土地の)価格が安かったから」だが、月光に照らされた内海の波や、日の出を望む景色に魅せられたという。

 3軒の旅館で始まった西浦温泉の旅館街は高度成長期に飛躍的な発展を遂げた。銀波荘は、66年の王将戦以降、大山康晴十五世名人が対局にふさわしい旅館として好んだという。これまで開かれたタイトル戦は89回。棋譜にはない数多くの逸話が残っている。

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