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タクシー

利用に安心感 県と協会、女性運転手を積極採用へ /鳥取

高齢女性客の背中を支えながら、タクシーへの乗車を手助けする西尾まゆみさん=鳥取市で、阿部絢美撮影

 人手不足の解消と女性の社会進出を促そうと、県と県ハイヤータクシー協会が女性ドライバーの採用に力を入れている。「男性の仕事」というイメージはあるが、高齢者の補助活動や妊婦の搬送など、女性ならではのきめ細やかな対応が利用者の安心感につながると期待されている。今月には県内では初めて、事業者向けのセミナーも開かれた。【阿部絢美】

     鳥取市内をエリアとする西尾まゆみさん(57)はドライバー歴3年半。今月9日、高齢女性から送迎の指名があった。運転席から降りた西尾さんは後部座席ドアを開け、乗り込む女性の背中に手を添え、転ばないよう支えた。「お年寄りや女性から安心すると言われることが多い。お客さんとの会話も楽しいので私にはぴったりの職」とほほ笑んだ。

     県によると、タクシー事業者は県内に30あり、計839人(2017年3月時点)の運転手が在籍している。うち女性の割合は全体の3%の23人にとどまっている。県は今年度、女性タクシードライバー確保支援補助金制度に300万円を予算計上した。女性の採用を希望する事業者には経費の他、女性専用トイレや更衣室の整備費などを助成する。

     事業者独自に環境づくりを進める事例もある。米子第一交通(米子市)では3年前から、女性を対象とした土・日曜休みや昼間勤務などを制度化した。妊娠や子育て中の女性に配慮した「ママサポートタクシー」も展開し、育児経験のある女性ドライバーらが対応する。

    セミナーで先進事例に耳を傾ける事業者ら=鳥取県倉吉市上井で、阿部絢美撮影

     8日に倉吉市であったセミナーでは、県内外のタクシー事業者らが先進事例を紹介。北星交通(青森県弘前市)などが事業所内に保育所を開設したり、制服や車両に女性らしい柔らかなデザインを採用したりしているという。出席した日本交通(鳥取市)常務の澤(さわ)耕司さんは「女性ならではの優しい人柄や気配り上手なことから好評だ。職場環境を整えながら積極的に採用していきたい」と話した。

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