メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

号外羽生善治九段が歴代最多1433勝 大山康晴に並ぶ
余録

ポーカーで金をむしりとられるカモは…

 ポーカーで金をむしりとられるカモは「フィッシュ」、カモに狙いをつけてボロもうけする連中を「シャーク(サメ)」というのは分かりやすい。ポーカーはその双方を乗せた米ミシシッピ川の蒸気船で広まった▲19世紀中ごろ、そこに就航した川船は700隻を超えたが、船客をカモにする賭博師は2000人以上いたという。彼らは刺しゅうのある黒ベスト、かかとの高い長靴、金の懐中時計や指輪、金ぴかの飾りのあるつえなどでそれと分かった(増川宏一(ますかわ・こういち)著「賭博2」)▲さて、このサメと魚を乗せた船を日本の陸にあげてみようということか。カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案で、政府はお客同士が勝負を競い合うポーカーも解禁する方針を固めたという▲IRのカジノではゲームの公正を確保するため、ルーレットなど偶然で決まる勝負に限って解禁するというのが従来の方針だった。ポーカーのようにスキル(技能)がからむゲームは公正を保つのが難しいとみられていたからである▲それがカジノのディーラー(進行役)が公正の管理にあたればいいということになったのは、海外で人気のポーカーの集客力への期待からという。結局はスキルがものをいうこのゲームでは、日本の「お客さん」の運命も心配になる▲ギャンブル依存症対策の「週3回」などという入場制限が、週3回入り浸っても依存症ではないのかと素朴な驚きを呼んだIRカジノである。賭けられた市民社会の健全にポーカーフェースはできない。

    おすすめ記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 差別発言の長谷川豊氏、公認取り消しも 維新・松井代表が検討指示
    2. 元フジアナの長谷川豊氏が差別発言 参院選擁立予定の維新は処分検討
    3. 歌手の田口淳之介容疑者と女優の小嶺麗奈容疑者を逮捕 自宅で大麻所持の疑い
    4. サラリーマン川柳 サラリーマン川柳、今年の1位発表 「五時過ぎた カモンベイビー USAばらし」
    5. 高校担任が女子生徒とキス 6年後にシール見つかり発覚 停職3カ月 新潟県教委

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです